夜露氏、登美彦氏をパクる。

夜露氏は、愛する森見登美彦氏のブログ、
この門をくぐる者は一切の高望みを捨てよを発見し、小躍りしたという。
「太陽の塔」「夜は短し歩けよ乙女」
「新釈 走れメロス」を読んでからというもの、
夜露氏は登美彦氏の大ファンなのである。

そのブログは全て登美彦氏によって書かれたものであるにもかかわらず、
「登美彦氏」という三人称を使用して書かれている。
登美彦氏を主人公にした小説を読んでいるようで、なかなか愉快である。
生真面目な文体で、不真面目なことを書くのはこんなにも面白いのだ。

もしかすると苦手に思う者もいるかもしれない。
だが、食わず嫌いでは、人生を大いに損する
可能性がある、ということを告げておこう。
例えば夜露氏のスランプ気味なときのデッキを見たからといって、
そのデッキが夜露氏の全てではない。深く味わうべきである。
記事が唾を吐くべきほどの出来であったとしても、
夜露氏にきっと何かあったのだ。２週間分ほど読んでもらいたい。
眼鏡っ娘は真面目すぎてつまらない、と思う者もいるかもしれない。
だが、話してみれば意外とノリの良い娘もいるかもしれないではないか。
受身である眼鏡っ娘たちは、話しかけてくれるのを待っているのだ。
煌く宝石になる原石を磨きあげるのは、画面の前の諸君なのだ。

「食わず嫌いはいけない。習って、私も三人称で記事を書こう！」
と思っている紳士淑女もいるかもしれない。
確かに、何でも綿のように吸収するのはとても良いことだ。褒め称えよう。
だが書くと、これには多大な文才と語彙力が必要とされるのが分かった。
半端者が一朝一夕で出来るものではないのだ。つまり夜露氏には無理だ。
くずかごに放り込むべき夜露氏に代わって、
画面の前の諸君が人生で大いに得することを祈る。なむなむ！

今日の教訓。
食べて不味いなら諦めるが吉。

「やはり普通が一番！」と、夜露氏は言っている。

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