「夜」と「ボイン」。
タイトルを考えている時、私は何の天才だと思いました。どうもシクルです。
「ボイン」が、苦しいのと死語なのとで、−10点。
「腐女子彼女。」が読みたかったので本屋に行った所、ありませんでした。
その代わり、「博士の愛した数式」「夜のピクニック」をGET。
読みましたが、どちらもとても良い本です。
因みに、「博士の愛した数式」「夜のピクニック」「東京タワー」で、本屋大賞3種が家に揃いました。
博士の愛した数式は、想像と違って、感動を狙う本ではありませんでした。
その代わり、ひたすら優しくて、美しい。
博士の優しさ、他全ての人から優しさが感じられ、それが本の中で生きている。
それを80分の記憶、数字、タイガースなんかが、リアリティとイマジナリティを持たせている。
心が真っ白になるような本だと思いました。
また、ちょっと頭がよくなれます。
■読む前
落ち着け・・・素数を数えるんだ・・・
2・・・3・・・5・・・7・・・11・・・
■読んでいる途中
落ち着け・・・完全数を数えるんだ・・・
6・・・28・・・
■読んだ後
落ち着け・・・フェルマーの最終定理を思い出すんだ・・・
3以上の自然数nに対して《Xn+Yn=Zn》を満たすような自然数X、Y、Zはない・・・
ね?(ん
「夜のピクニック」は、
高校生活最後を飾るイベント「歩行祭」。
それは全校生徒が夜を徹して80キロ歩き通すという、北高の伝統行事だった。
親友たちと歩きながらも、貴子だけは小さな賭けに胸を焦がしていた。
本屋大賞を受賞した永遠の青春小説。ということらしいです。
読んでも、確かに高校生が歩き続けるだけ。
そこでいろいろなことが起きますが、それもちょっとしたこと。
ひたすら歩き続けますが、そのちょっとしたことが、高校生を成長させていきます。
「歩いているとキツい」みたいなことが書き続けられているにもかかわらず、「あー、歩いてこんな青春してー」って感じになります。
「起承転結」の「起承」が長く、正直ちょっとダレますが、「転」で来る爽快さは凄いです。
「ちょっとしたこと」が全て繋がって、一気に盛り上がり、そのスピードで「結」する。
どちらもとても良い本なので、読んでみることをお奨めします。
ヤベっ、書きすぎた。でも次のお話。
「世界一受けたい授業」の再放送をやっていたのですが、面白いことをやっていました。
「母音は安心する音」らしいのです。「アイウエオ」ですね。
母音が含まれている言葉、母音から始まる言葉は柔らかい印象を与えるそうです。
よく考えてみれば、「あまやどり」「雨(あめ)にぬれても」「青(あお)空のオープンテラス」、全て母音から始まっています。
「ゆったりできる空間」を目指している以上、わたしのネーミングセンスの良さに脱帽です(ん
また、親しくなりたい相手にも、母音を使えばいいそうです。
「うん、そうだよね」「ああ、そんなことがあったんだ」などで相槌を打つと、親しみがわくそうです。
これでみんなモテモテだね!
今日の教訓。
話し上手は聞き上手。
モテモテ? ハッ。(諦め
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