Double or Nothing。
面白いものを見つけました。その名も絶望ポーカー。
ちょっとやってみました。
今ここに、恋愛人生を賭けて絶望ポーカーに挑む者がいる。
その男、夜露シクル。
まだ若造にして、爽やかささえ漂わすこの少年は、
およそこの緊迫した会場には不釣合いではあった。
しかし、彼は落ち着いて最初のカードを引いた。
┌─┐─┐─┐─┐─┐
│常│常│妥│金│寛│
│識│識│協│欲│容│
└─┘─┘─┘─┘─┘
カードを開くと、会場からは失笑が漏れた。
この重大な局面で引いたカードは、あまりに陳腐で、
中途半端だったからである。全体的にはやや殺伐としていて寒いカードだ。
「小市民か」と吐き捨てて、会場から早々に去るギャラリーさえいた。
夜露シクルは全てのカードを捨てた。
それは夜露シクルの変身願望を表していたのかもしれない。
彼はためらわずに新しいカードを引いた。
┌─┐─┐─┐─┐─┐
│我│我│我│我│我│
│慢│慢│慢│慢│慢│
└─┘─┘─┘─┘─┘
「我慢」によるオールネガティブファイブカード…
中でも見所は「寛容」を捨てて「我慢」がやってきた部分であろう。
それが夜露シクルにはお似合いであった…。
人は夜露シクルをこう呼ぶ。「我慢に振り回される男」と。
【技名】
裸人生、そして「我慢」によるオールネガティブファイブカード
【スコア】
- 334点
どうやってもスコアがマイナスになるんですけど。
今日の教訓。
人生とは、不公平を楽しむカードゲームである。
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